選ばれし者のブログ

ようこそ。選ばれし者よ。

なぜ俺たちの顔は輝かないのか

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▲輝く男の顔と輝かない男の顔の対比。

サレンダー橋本著「新社会人よ、窓際を目指せ。」より。







 

「○○くんってさぁ、普段なんかチャラい感じやのに、ここ一番って時に『仕事の顔』になるやん!あたしあれめっちゃヤバイねん!めっちゃキュンってなるねん!」

 

「ああ~~!わかる~~!」

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

……先日、会社の女どもがフリースペース的なところで弁当をつつきながら、こんなことをくっちゃべっていた。お前らは真面目そうな顔で納期がどうのこうの言いながらその裏で同僚を視姦してたのか。ほんまオフィスは怖いところやで。

 

 

まあ、仕事中の男の顔が凛々しくなるというか、かっこよくなるという点に関しては、俺も概ね同意である。

ただその半面で、どんなに仕事が忙しかろうが、納期に追い詰められようが、バリバリ結果を出そうが、決して顔が輝かない男だっていることも事実だ。

 

 

例えば、以前登場したモルボルみたいな息を吐く上司なんかは「顔が輝かない男」の典型だ。

いつも何かとせせこましく働いていて、仕事もかなりでき評価もされており、部下の俺から見ても頼りになる上司なのだが、彼の顔がいきいきしている瞬間を俺はついぞ見たことがない。

 

後輩のYくんも同じだ。

「ライターになりたい!」という動機から俺が今いる会社で働くことを選んだそうで、話していても、なかなか考えのしっかりしたいい若者だと思うのだが、なにせ、顔が煌めかない。

Yくんはモルボル上司と違って、目鼻顔立ちは結構綺麗で、女子にも割りとモテそうな容貌をしているのだが、彼が会社の女どもから「かっこいい」とか言われているという話を俺は一度も聞いたことがない。

 

 

そして俺なんかも、職場では決して顔の輝くことがない側の人間だと思っている。

 

 

 

 

 

仕事を通して顔が輝く男と、輝かない男。その違いは、一体どこに求めればよいのだろうか。

 

 

俺はズバリ、エロだと思っている。

 

 

 

エロのために働く男。

 

エロのために商談をする男。

 

エロのために朝礼で今週の抱負を語る男。

 

 

 

そんな男たちの顔は、いつ見たってキラッキラしている。

エロこそは、全ての男をシャイニングゴッドガンダムへと変えてしまうキング・オブ・ハートなのだ。

そんな確信を持つ俺だから、打ち合わせとかでやたら顔つきがキラッキラでツヤッツヤしてる男とあたると「こいつ…もしかして…!?」なんてあらぬ警戒を抱き、つい頬を赤らめてしまう困った癖が未だに抜け切らない。(//.//)

 

 

 

 

 

 

…じゃあ、顔がキラキラしない男はエロくないのか、と言われれば、当然そんなことはない。

なぜなら、俺はめちゃくちゃエロいからだ。

 

 

モルボルだって、超エロい。

ヤツはかつて風俗店で座らせた嬢の指をしゃぶりながら肋骨部にナニを擦りあて「ああ~~っ!この段々が、段々がぁ~~!」などと絶叫しながらイッてしまったという超絶エロエピソードを持つ豪の者だ。まあ、そんなことを喜々として俺に報告するあたり、エロってよりただの変態なんじゃないかって気もするが。

 

 

Yくんもまた、おとなしげな顔に反してめちゃヤバイ性癖を隠し持っていることは間違いない。

なぜなら俺は見ちゃったからだ。涼しげな顔ですましながらiPhoneをいじっていたYくんが、「い」の予測変換で「インセクトクラッシュ」(※)を一番先頭に叩きだしてしまったその瞬間を……!ほんま、オフィスは怖いところやで。

 

 

 

 

そんなエロエロな俺たちだが、エロのために仕事をしているという気はしない。

なぜならば、俺たちにとってエロはもはや生活にばっちり焦げ付いていて、それのために頑張るとか金を稼ぐとか、そういった次元ではもはやないのである。

 

ライフラインのひとつとしてエロが定着している俺たちは、エロで感動するとかしないとか、そういう場所をとっくに通りすぎている。

毎日食べているお米に対して「おおっ!今日のコシヒカリは芯がしっかりしてどーたらこーたら」だの、「今日のササニシキの舌触りはうんたらかんたら」だのいちいち感動しないのと同じだ。農家の方々・炊飯器メーカーの方々には申し訳ないが、よほどの米フェチならいざしらず、普通人が米の炊き具合ひとつで脳を揺らすような快感を得るというのは、ちょっとばかり難しいと思う。

 

 

 

ところが、やつらキラキラ族は違う。

 

やつらにとって、今でもエロは新鮮だ。

道端にたまに置いてあったエロDVD&エロ本の自動販売機を見ていた10代の頃の俺たちのような、希望と欲とスプーンひとさじの後ろめたさがないまぜになったあの独特な甘酸っぱい感情を、やつらは20、30、ひどいのになると40を過ぎたおっさんになっても、未だ胸の中に燃やし続けているのだ。

 

なんという羨まs…もとい、なんという大人げない連中であろう。

 

 

 

 

 

…では、なぜやつらだけが、そんな性欲の炎を未だ胸の中に燃やし続けることができているのだろうか。

 

答えは簡単だ。

 

それは、やつらにとってエロは未だにスペクタクルに満ち溢れたものであり、いつだって違う感動が伴うものだからだ。

やつらにとってエロは冷たい液晶の先にあるものではなく、温かい柔肌に触れることではじめて実感できるものだからだ。

やつらにとってエロは一人でシコシコ進める「バンジョーとカズーイの大冒険」ではなく、皆でワイワイ遊ぶ「パーフェクト・ダーク」だからだ。

 

そう、やつらにとってのエロはソロプレイではなく、マルチプレイなのだ。

 

 

 

 

 

 

…つまり、今まで長ったらしくうんたらかんたら述べてきたことを超カンタンにまとめるならば、やつら(リア充)には彼女or嫁がいて、俺たち(非リア)はそんなものと一切無縁だということである。

 

これだけのことを言うためにおしゃべりが長すぎるって?

 

いや、でもこれだけの長さにして薄めないと、「リア充」と「死ね」「消えろ」「○す」だけで100wordくらい打ち込むだけの記事になって、なんか変な呪いブログみたいになっちゃうんじゃない?ってさっき俺(特質系)のラブリーゴーストライター的な何かに忠告されちゃったんで。

 

最近、ネット絡みの犯罪とかなんか色々怖いからね。

その辺は結構、コンプライアンスに則って、しっかりと情報処理していくつもり。

無理のない範囲で、体制にはどんどん媚びていくつもり。

 つもりつもり。

 

 

 

…てなわけで、ふたを開けてみたらば、今回はただリア充に対する怨念をひっそりとぶちまけるだけの回になのでした。ちゃんちゃん。

本当はもうちょっとこう、あれだよね。格調高い感じでいけたらいいなとか、思うよね。

 

 

アラサーだしね。そういやね。

 

 

 

 

 

 

 

 

【今日のものしり番外地】

 

【い】インセクトクラッシュ

 

女の人が足で虫を踏み潰すさまを延々撮り続けるという、AVにおける超絶キワモノジャンルのひとつ。

いったいどの層に需要があるのだろうか、と常々思っていたが、M男業界ではわりと人気があるらしい。

もちろん俺は、自他ともに認める生粋のM男なんであるが、これだけはどうしても理解しかねる。そういえば学生の頃、間違ってこれ系の動画を見てしまった結果、その日の晩御飯が喉を通らないという事案が発生したのだが…そんな「インセクトクラッシュ」が「い」の予測変換の一番最初にでてくるYくんっていったい…

 

 

pixivよ。我が怒りを知れ。

皆さんこんにちは。今日も元気にオナニーしてますか?

「だいたい6:4くらいの割合で二次元で抜くと言われている男。」どうも。俺です。

 

ちなみに6の方が二次元で、4の方はもちろん三次元ってことですよ。

わざわざ言わんでもわかるって?

いや、でもこれちゃんと書いとかないと1次元オナニーとか4次元オナニーとかわけのわからん概念を持ち出してくる変態が湧いて出るかもよ、ってさっき俺の脳軍師から忠言されたんで。はい、すんません。

 


 

さて、そんなこんなでわけのわからん導入を経た今回だが、実は切実な怒り回である。

そして、怒りの矛先は、ズバリpixivに向けられている。

今回はこの場を借りて、pixivのはらむ闇を断罪していきたい。picxvよ。覚悟しろ。

 

 

 

 

 


 

 

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イラストコミュニケーションサービス「pixiv」。

 

ご存知の方もたくさんおられると思う。

登録者が自作のイラストを投稿したり、他人の投稿したイラストを閲覧できたりするインターネット上のサイトだ。

イラスト投稿者の中には、現在プロのイラストレーター・漫画家として活躍する人も多く、登録するだけでそういった質の高いイラストが閲覧できる点は、いうまでもなく非常に魅力的。

…そしてもちろん、イラストの中にはR18なやつもたくさん存在する。こちらも、現役でエロゲ絵師として活躍している人が書いていたりして、シコリティは非常に高い。いつも、ありがとうございます。

 

俺は当然のように、R18メインでpixivにお世話になっている。

なんせ、6:4の割合でオナニーを二次元に支配されている男だ。

快適で充実したオナニー・ライフのため、pixivのことを非常に頼りにしている。多分、学生時代、卒論制作に追われてた時期のCaiNiiとおんなじくらい頼りにしていると思う。

俺にとってpixivは頼れる兄貴のような存在であり、いつも支えてくれる仲間のような存在であり、傍らに寄り添う恋人のような存在でもある。Pixiv大好き。超愛してる。抱いて。今すぐここで。

 

そんなこんなで、先日もpixivを抱いてるのかpixivに抱かれてるのかもう分からなくなるほど深く溺れ蜜地獄だったわけなんだけど、そんな俺とpixivとの楽しいひと時を、とんでもない方法で邪魔してきた不調法な輩がいたんですよね。それで、俺はとても怒っているんですよ。

 

 

 

 

 

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…ご覧のとおり、pixivでは上の検索エンジンにワードをいれると、それを含んだイラストがサムネイル状になってずらっとでてくる。すなわち、ここに「おっぱい」と検索ワードをいれれば、それに関連した画像がずらっとでてくるわけで、まあ、Googleの画像検索とだいたいおんなじ感じですね。

 

 ところがpixivだってもちろん収益を得ないといけないわけであって、そこは色々と仕組みがある。

 

 

 

 

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例えば、上の例のモザイク処理してあるサムネイルの中に「PR」って書いてるやつがあるけど、ここは多分、pixivが企業に貸してる広告欄なんだと思う。

 

ここを貸し与えることで収益を得ているのか、利用者がここからサイトに飛んでなんらかのアクションを起こすことで収益が発生するのか、あるいは両方なのか。

それは知らんのだけれども、なんせ悪質なのが、そのPR広告の内容なんである。

 

 

 

 

 

 

…要するにさ、俺ら生粋のオナニストなわけじゃない。

 

オナニーに命までとはいかないまでも、「尊厳」とか「誇り」みたいなものをかけて、毎日毎日セルフィーにバーニングしてるわけじゃない。

 

そうなってくると、そこには当然集中力というべきものが必要となってくるんだよな。

特に、俺みたいな「最近勃ちがわるいなあ…」なんて悩みを持ちながらも日々シコリティに励む中堅どころのオナニストにとっては、オナニー中には一時の気の乱れとても許されないんですよね。

 

 

ところが、そうやって「ホアー!小池さん」(※)ばりにコンセントレーションを高めてる俺の前にあらわれるPR広告が、たとえばこれだ。

 

 

 



 

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どう?

 

どうですか、これ。

 

ちょっと俺の身になって、想像してみてくださいよ。

 

 

こちとら、あれですよ。

「おっぱい」で検索かけさせてもらってるわけですよ。

著作権のこととかあれだから、一応モザイクかけさせてもらってるけど、これはずすとそりゃもう、あれよ。

爛熟した二つの豊満な母性の母性が快楽の渦にもだえてばっこんばっこんなわけですよ。

花びらと見まごうばかりの桃色の肉襞が禁断の背徳に晒されてネッチョンネッチョンなわけですよ。

 

そんなただれた欲望渦巻く快楽天の中で突然、

 

 


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こいつに出くわしてごらんなさいよ。

俺、一体、どうしたらいいのよ。

 

 

 

 


 

…正直、こんなにびっくりして恐怖を感じたの、めちゃめちゃ久しぶりなわけ。

当然ムスコも、萎えるを通り越してもはや普通に縮み上がってるわけ。

 

こいつの衝撃、多分、バイオハザードで窓突き破ってリッカーが飛び出してきた時の恐怖と、タメ張ると思う。少年の頃の幼い感性を恐怖の淵に陥れたあの演出と、普通にタメ張れるレベルだと思う。勘弁してよ。俺ちゃん、もう軽くアラサーよ?

今更少年だったあの頃の気持ち思い出してどうすんの。やることないからって蝉とったりダンゴムシ転がして遊んでたりしてたあの頃とはもう何もかもが違ってるのよ。

今はもう、あれよ。蝉どころじゃないわけよ。

エロ画像という名の昆虫をカメラロールという名の標本箱にコレクションする作業に大わらわなわけよ。

だからこんなところであの日の思い出に浸ってジーンとしてたりしたら、そりゃあもうリスクヘッジやらリスクマネジメントで、頭も股間もてんてこ舞いなわけですよ。

 

 

 

 


 

…こうなってくるともうね、当然オナニーどころじゃないよね。


スマホを一端スリープさせて、恐怖に打ち震える心をなんとか鎮めんとして、本棚の隅に転がってた哲学書とかを色々紐解いてみたりするよね。

 

でも哲学っていっても、日頃女体とオナニーのことしか考えてない俺だから理解できるはずもなくて、「そういやなんでこんな本がここにあるんだろう?」って自問自答しだしたあたりになってようやく「あ、そろそろ心が静まってきたな」って感じて、もう一度電脳世界にダイブすることができた。


「疲れマラ」ってやつかどうかはわからんけれども、頭を疲れさせたおかげでさっきよりなんだか勃ちがいい気がする。


よし、じゃあ今度こそ俺の波動砲、ぶっぱなしてやるぜ!と意気込んで、次のページに移動してみたならば

 








 

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もうやだ。Pixivこわい。きらい。

 

 

 

 

 

【今日のものしり番外地】

 

【ほ】 ホアー!!小池さん

 

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藤子A不二雄によるゴルフ漫画

「ラーメン大好き小池さん」でおなじみの小池さんがアヤシゲなゴルファーに転生して、マナーの悪いゴルファーをしかりつけたり、勤務中のサラリーマンを唆してゴルフ場に連れ込んだり、幻覚キノコでトリップしながらゴルフに興じたりするほのぼのストーリー。

オバQタッチの漫画絵の中に、突然リアル路線のコマが紛れ込むという藤子A不二雄特有のスタイルは本作でも健在で、特に小池さんが打球前に「コンセントレーション!」と念じながら集中力を高めるシーンでそれは多く使われる。

上図は、「ホアー!小池さん」二巻より、マナーをわきまえない迷惑なプレイヤーをしかる小池さん。こわい。

池元組長に学ぶ!汚い大人の常套句BEST3

というわけで、あらためまして、皆さんこんにちは。

「三度のセックスよりオナニーが好き」。オナニー界の獣こと、どうも、俺です。

本質は獣ですが、表の顔は大阪でライターをやっております。よろしくお願いします。

 


さてさて、そんなこんなで、当ブログもめでたく更新二回目を迎えるわけなんですが…

 

 

 

 

 

 

 

 


いやー、汚いねー

 

 

 

早速で申し訳ないけれど、とにもかくにも汚いねー。

 

 

 


何が汚いって、そりゃもう、社会よ。予想を遥かに超える汚さに、俺、もうビックリよ。「スマホについてる雑菌は実は便器の18倍以上」みたいな感じで、目に見えないところで兎に角、汚さがはびこってんのよ。


もうあんまりにも汚すぎて、ちょっと近所のコンビニ行くのにも命がけ。アンブレラ特殊部隊並みの重装備に身を固めて、お出かけしたくなっちゃう。コンビニでさえこれなんだから、出社なんてもう、自殺行為だよね。軽く自爆テロレベルだよね。会社に行く時は毎回、「だいばくはつ」しか覚えてないマルマインになった気持ちで、勢いに任せて転がりこんでる。


そんなデストピアな現代JAPANをサヴァイヴしていくヤングピープルにとって何が必要かって、それはもう、何を置いてもまずは”知識”だよな。ということで今回は特別に、汚い大人界の大権威、池元組長においで頂いたぞ。

 

組長の汚すぎる発言・立ち回りを参考に、ナイトメアモードな現代社会にはびこる汚い大人たちを華麗にブロック!クールでポップなウィークエンドをエンジョイしてくれぃ。それじゃあ、いくよ。

 

 

 

 

 



【その前に…そもそも、池元組長って誰??

 


汚い大人界のナポレオン・ボナパルト、池元組長のことを知らないなんて人はまさかいないと思うが、一応、蛇足を承知でかるーく紹介しておきましょう。


 

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池元(演:國村隼)

北野武監督作品「アウトレイジ」に登場するヤクザの親分。

 

「池元組」の組長をつとめるが、その実態は「ヤクザの組長」という肩書きからは想像もつかないくらいに卑劣で、清々しいまでに汚い大人である。


強きにおもねり、弱きをくじき、上の指示とあらば兄弟分を裏切り、汚れ仕事は全部部下におしつけ、最終的にはその部下でさえ平気で切り捨てる。さらに、切り捨てたあとも、その部下のシマでちゃっかり裏カジノに興じていたりするあたり、「己が汚い大人である」ということに対する厚顔無恥さまでパーフェクトに兼ね備えているようだ。


「こんな上司が会社にいたら…?」なんて考えるとそれだけでゾッとするが、そういえば俺が前に働いていた会社の上司は結構、池元組長みたいな人だったっけ。いやぁ。つるかめつるかめ。

 

 


【俺が選ぶ!!池元組長の汚い発言BEST3!】

 


というわけでここからが本題。池元組長の汚い発言を、ランキング形式で3つ、発表していくよ。それじゃあ第3位から、順番にいってみよう!

 


第3位「てめぇ親の言うことが聞けねぇのか。」

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部下である大友(演:ビートたけし)が、池元組長の理不尽な要求に対して躊躇いを見せた際、発した言葉。


ここで言う「親」とはもちろん、血縁的なつながりを言っているのではなく、大友率いる大友組が池元組の傘下にあるということを指すものである。

無茶な要求を通そうとするにあたって、自分の人間的魅力や、過去につくった貸し借りの関係を持ち出そうともせず、頭ひとつ下げず、自分が”親”であるという既成事実のみで強引に話を推し進めてしまう池元組長。まさに、社会的地位や肩書きに過度に依存するタイプの汚い大人の典型像を見るようだ。


この手の輩は、相手が自分の要求を受け容れることを当然のように考えているので、頑張ってそれを達成しても大してねぎらわず、ろくに報酬も払わず、「使える駒」として、さらに無茶な要求を押し付けてくる。だが、この社会においてはしばしば、「肩書き>人間性」の方式がなりたってしまうことも事実であるため、こういう人間には黙ってハイハイと従っておく方が良かったりもする。本当に社会って汚い。


【教訓】権力にはへつらおう。

 

 

 


第2位「おめぇんとこいい商売始めたなぁ。これじゃ儲かってしょうがねぇだろ?」

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大友組が経営する裏カジノに遊びにきた組長が、挨拶にきた大友組若頭・水野(演:椎名桔平)に対して放った言葉。この後、他のお客さんもいるというのに構うことなく、堂々とディーラーからチップをがめる。

金回りが良い時は誰しも嬉しいものだが、そんな時に「最近、調子いいみたいだね」と声をかけてくる輩には気をつけるようにしたい。奴らはだいたい、池元組長のように、何らかの形で相手にたかろうとしてやってくる。「それだけ儲かってるんだから、ちょっと奢ってくれるくらいいいじゃん」という心づもりなのだろうが、例え家の庭から石油が出ようとも、こういう輩にはびた一文だって使いたくないというのが、正常な人間の正常な思考であろう。

だが、社会はそんな僕らの正気を全力で捻じ曲げようとする。「波風を立てたくない」「ケチだという噂をたてられたくない」などという感情が勝ってしまうと、かつての俺のように、大して仲がいいわけでもない知り合いに対して、飯代、酒代、カラオケ代、ビジホの料金の負担に加えて、なぜかiTunesカードまでプレゼントさせられる羽目になってたりするのである

「うぉぉぉぉぉ!!闇メタトロン(※)きたああああああ!!!」「うおおおおおぉぉ!!あつい!あつすぎるぞ今日のGFぅぅぅ!!!」ってなんでよりによってこんな時にくるんだよしねよ。あとなんで俺まで一緒になって喜んでんだよ馬鹿かよそこは呪詛るところだろ。

やはり金がある時は変に人付き合いなどせず、なるべく家に篭ってこっそりと一人で使い切ってしまうのが正しい選択であるようだ。


【教訓】金がある時ほど引きこもろう。

 

 

 

 


第1位「カタチだけだからよ。」

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組長の汚い発言、堂々の第1位に輝いたのがこの言葉。

 

自分の兄弟分である村瀬(演:石橋蓮司)を裏切り、部下である大友に殺害させた組長だが、その後「上の指示だから」ということで、アッサリ大友を破門してしまう。「あんたがやれって言ったんだろぉ!」と憤る大友に対して、組長持ち前の汚さが炸裂。

 

 

 

だからぁ、カタチだけだからよ。ほとぼり冷めたら会長に言って許してもらうから。なっ?

 

 


…当然、会長に許してくれるよう頼んでやる気など、毛頭ない。組長、この時点で大友のシマ・裏カジノを乗っ取る気マンマンである。

 

ちなみにこの「カタチだけ」という言葉、「アウトレイジ」においてやたら出る。組長よりもっとエラい山王会会長・関内(演:北村総一朗)も使うし、その若頭である加藤(演:三浦友和)も使う。この世の有形無形に対してとにかく「カタチ」をつけずにはいられないあたり、ヤクザって意外と美大出身者とかが多いのかもしれない。

一方、われわれ堅気を生きる者の間でも、汚い大人の仕掛けた「カタチだけ」はそこら中に跋扈している。俺は結構、カタチって大切だと思うんだけど、あいつら的には割とどうでもいいものらしい。

 

有給取得の奨励、社員満足度の向上、プライベートの充実、ノー残業デー、無礼講、などなど……

 

奴らの提示する「カタチ」を少しでも信用した瞬間に、罠スキル「カタチだけ」が連鎖発動し、必殺タクティクス「社会人としての常識」が完成する。その一連の流れの美しさはまるで女子バトミントン高橋・松友組の完成されたコンビネーションプレイを眼前に見るかのよう。えー。それじゃあオリンピック見に行かなくていいじゃん。俺の職場、毎日がオリンピック状態じゃん。わーい。やったー(白目)


【教訓】東京オリンピックに行く必要はない。

 

 

 

 

 


…というわけで、「アウトレイジ」本編より、池元組長の汚い発言を3つ、ピックアップして紹介させて頂きました。いかがでしたでしょうか?


アウトレイジ界の汚い王こと、池元組長はこの後、因果応報を体現するかの如く、虐げ続けた部下、大友の手にかかって壮絶な最期を遂げます。

組長の大活躍、そしてその散り様を是非見てみたいという方は、今すぐ北野武監督作品「アウトレイジ」を見ましょう。

 続編の「アウトレイジ・ビヨンド」と合わせてみれば、あなたが社会に対して抱く日頃の鬱憤をスカッと晴らしてくれること、請け合いですよ!

 

 

 

 

【今日のものしり番外地】

 

 

【や】闇メタトロン

 

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大人気のスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」に登場するモンスター。通称「闇メタ」。ゲーム内で定期的に行われるガチャイベント「GF(ゴッドフェス)」の期間中だけ、低確率で排出される限定モンスターである。
かつては「闇メタ一強時代」などと言われ、「闇メタトロンを持っている」というだけで殿上人のような扱いを受けたものだが…それも今は昔の話。環境の変化と周囲のインフレにより、今ではちょっぴり微妙な位置づけの限定モンスターに成り下がってしまった。
ちなみに、元ネタはユダヤ教の大天使・メタトロン。めちゃくちゃデカい上に、逆らう者を片っ端から串刺しにしたりするヤバめの天使である。一方、パズドラ内のメタトロンは割にノリがよく、進化させることで露出の高い衣装に着替えてくれたり、夏は水着を着てくれたりする。水着を着たメタトロンちゃんの可愛さは最高にブヒれるが、それでもやっぱり性能面の評価は微妙。

VRによるアダルトコンテンツが実現化されるまでは夢と希望を持って生きたいと思ってる。

 

 

よく言われることだけど、二十歳すぎると時間が経つのが思いっきり早い。 

 

「人生ゲーム」やってて、今まで1とか2とか3とかしかでてなかったのに、ある時からいきなり5とか6とかしかでなくなっちゃう感じで、そりゃあもう、べらぼうに早い。

 

もしかしたら俺たち二十歳を過ぎた大人の近くには、透明マントに身をくるんだドラえもんがそれぞれ一匹ずつついていて、タイムワープリールをがしゃがしゃまわして早め早めに年をとらしているのかもしれない。そうだとしたら、俺担のドラえもんはほかのドラ達よりもちょっぴりせっかちにできているようだ。

 

去年の六月頃に何やってたかってことと、先月の今頃になにやってたかってことが、最近俺の頭の中でごっちゃごちゃである。去年の今頃に京都のビアホールで見たソーセージつつきながら『BADI』を読んでたおじさんと、先月の中頃になんばの居酒屋で理想のパパ(愛人)について論議してたおホモな男性二人組とが俺の脳内でくんずほぐれつだったりしてマジで困る。お前ら俺の前頭葉はヤリ部屋じゃねえんだぞ。

 

そんなこんなで、二十歳すぎたあたりからは時間が俺に対してめちゃめちゃ牙をむいてくる。

 

もしヴァンパイアとかエルフみたいに、不老不死の高貴なる存在だったらこっちもありがたいんだけど、おばあちゃんのつくるにんにく料理に子供の頃からすっかり慣らされている上、よくわかんないけどカッコイイと思って小学校の家庭科で使う手芸ケースは迷いなく十字架のはいったやつをチョイスしたりしていた俺だから、ヴァンパイア・ハンターとしてはもしかしたらそこそこいい仕事するかもしれないけど、今からヴァンパイアになろうというのはちょっぴりできない相談っぽい。

 

20年くらいレアルのサポーターだった人が心機一転、「俺、明日からバルサのサポーターになるわ!」ってファンの前でいきなり公言しちゃうようなもんで、ヘタするとマジで命のやりとりに関わってきそう。マジこわい。

 

そんでまあ、俺にはそこまでの度胸もないし、そもそもよく考えたら「献血」って言葉聞くだけで貧血をおこしそうなくらい血を見るのが怖い性分なので、ヴァンパイア軍入りは一端諦めて、しょうがないから時間が俺の人生を蝕むにまかせて泰然自若とエイジングしていってんだけれども、やっぱり年をとるってなかなかに辛い。

 

お肌にはツヤとハリがなくなるわ、体臭はだんだんセメダインみたいな感じになって妹とかには嫌がられるわ、「リーヴ21」とか「エージーエー」とかいう単語が「ヴォルデモート」なみに畏怖の対象となって耳に響いてくるわで、マジで加齢ってロクなことがないんだね。

 

こないだ会社の上司に「俺、ハゲるのが怖いっすわー」とかいってみたら「俺くん、例えハゲたとしてもね。そんなことは男の価値に何の影響もないんだよ」とか、したり顔でいわれた。そりゃあ、あんたがもしハゲたとしても、大して価値は変わらないだろうよ。デブだし、なんかヌルヌルギトギトしてるし、息はFFのモルボルかって思うほどめちゃ臭いし。事務のOさんなんか、こないだあんたのこと「歩く霧吹き」って呼んで馬鹿にしてたんだぞ。(ちなみに俺はそんな事務のOさんのことを心の中で「ピグモンとミニラ(※)のあいのこ」と呼んでいる)

 

で、まあ、そうなってくると自然と楽しみなんかも減ってくるんだよね。

「女の子に嫌がられるんじゃないかなぁ~~」とか思っちゃったりしたら、その感情が邪魔してきて、レンタル彼女もレンタルしづらくなるし、ガールズバーとかキャバクラとかにも行きづらくなるし、メイド喫茶で「おかえりなさいませ!ご主人様!」されるのもなんか心恥ずかしくなってきて、通いづらくなってきちゃう。俺、どれも利用したことないけど。

 

今までは気軽にデートに誘ってた女友達とかとも、なんか距離があいちゃって、「今度の日曜ヒマー?飲みにいかへん??」っていう簡単なLINEを送るだけなのに軽く300キロカロリーくらい消費しちゃったりしてるんだよね。もちろん、そんな友達いないけど。まあ、俺の知らない世界じゃそういうことは往々にしてあるらしい。加齢マジ怖い。

 

 

ただ、血気盛んな男の性として、性欲だけはどうにもならない。最近、家でも会社でもカフェでも居酒屋でも、気がついたら性欲のことばっかり考えてる自分がいる。

 

今って言うのは本当に便利な時代で、例えブサイクだろうがモテなかろうがコミュ障だろうが女性恐怖症だろうが男子校育ちだろうが、スマホ一台とPC一台あればとっても充実したセルフ・バーニングdaysが送れてしまう。実際に俺はそうしてきた。

 

ハッキリ言って、この時代に生まれたモテない男は他の時代に生まれたモテない男と比べてめちゃめちゃ恵まれてると思う。ドラクエ3でいったら、城つきカジノつきで敷地外にもせいぜいホイミスライムくらいしかでないロマリアと、ボストロールが王様に化けて恐怖政治を敷いてるサマンオサくらい恵まれ度が違うと思う。

 

うん、そう思ってた。マジで心からそう思ってた。

 

でも、最近その信念が破られてしまった。

 

俺の信念を破ったのは何を隠そう、VR(ヴァーチャル・リアリティ)の存在である。

 

 

akiba-pc.watch.impress.co.jp

 

 

これね。これ、マジですごいよね。もうマジ、世界変わったもん。

 

記事の内容は要するに、VRでアダルトなコンテンツを楽しめる技術が着々と進歩してきてて、それのお披露目イベントが8/26に東京で行われましたよ、ってことなんだが。

 

もちろん俺、大阪在住だし、実際にここまで行って体験したりはしてないんだけど、そういうもんがあって近々なんとかして実用化にまで漕ぎ着けられそうって情報が入ってきただけで、もう、マジですごい。毎日がすごい。マジ朝はさわやかな小鳥のさえずりで目覚め、庭のカキツバタはやわらかな光を受けて青く輝き、すれ違う人は皆希望に満ち溢れた顔して往来を往く。ほんとマジで、見慣れた街の風景がそういう風に見えてきちゃう。マジでマジで。マージ・マジ・マジーロ

 

それにしても、その半面ではやっぱり「やられたなぁ~」って気持ちもある。

 

だって、これからシコリ盛りを迎える十代のオナニストたちは、こんな恵まれたもんを享受しながら充実したオナニー・ライフにふけれるワケじゃない。

 

俺なんてもう、オナニーに関してはキャリア15年以上にはなる中堅どころだし、“いかに気持ちよくオナニーができるか?”という命題に関して試行錯誤したエネルギーを経済のこととかに向けてたら多分今頃MBAくらい余裕でとれてただろうし、その結果手にした“擦り”のテクだけに限れば技巧派でなる30代なかばくらいの風俗嬢にだって断然負けない自信あるんだけれども、やっぱりいかんせん、十代の中頃までに感じた「射精」という行為に対する甘美な陶酔的なやつは、もうどうあがこうと、この先きっと戻ってくることはないと思うのよ。

俺が上原亜衣とか紗倉まなとかよりも、未だに早坂ひとみとか立花里子とかの方により大きな興奮を覚えるのは、おそらくこの辺の事情が絡んできてるんだと思う。

 

だからさ、俺ら今まで上の世代のことを「サマンオサ組」とか呼んで心の中で憐れんだり馬鹿にしたりしてたけど、今度は俺らが下の世代の連中に「ドムドーラ組」とか言われて憐れまれたりすることになっちゃうのかしら。そう思うとね、なんかVR実用化が嬉しい反面、妙な悔しさがこみ上げてくるんだよな。

 

 

…いや、でもまあ、嫉妬なんてやめにしよう。確かに今から十代を迎えんとする性欲の卵たちは、いずれ来るVRアダルトコンテンツのおかげで、オナニストとしては俺よりも遥かに恵まれた快楽が約束されているだろうと思う。でも、俺は俺で、中堅オナニストとして、VRにはとっても大きな恩恵を賜ってるじゃない。

 

実際、VRオナニーのことを思えば、モルボルみたいな息の上司を前にして食う昼飯だっていくらかうまく感じられるし、事務のOさんが放つ香水のキモい匂いにだって耐えられる。未来に夢や希望があれば、世界はこんなにも輝いて見える。それを久しぶりに思い出させてくれたのが、VRアダルトコンテンツだったんだ。

 

今、俺はとても幸せな気持ちでいる。だから俺は、声を大にして言うよ。心の底からあらん限りの魂のシャウトぶっつけるよ。

 

 

ありがとう!!

 

 

VRアダルトコンテンツ!!!

 

 

 

【今日のものしり番外地】

 

【み】 ミニラ

 

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「ちびっこ怪獣」「わんぱくプリンス」などの異名を持つ、ゴジラの息子。ご覧のとおり、コミカルな二つ名に反して顔がマジで怖キモい。人間に対しては友好的で、ゴジラと違って優しい気持ちをもっていると言われているが、こんなんに友好的に迫られたら子供も大人もまず間違いなく泣く。下手に人の心を持っているために、爬虫類でありながら「人は見た目が9割」を体現する存在となってしまったかわいそうな例。モデルは「おそ松くん」のチビ太らしい。